そもそも自分と向き合う・見つめるとは。そしてそのメリットとは。
自分と向き合う、見つめる、自己探求、内観(以下、まとめて「自分と向き合う」とします)なんて言葉をサラっと使ってしまうけど、実はどうするのかわからない人もいるのかもしれませんね。
自分と向き合うことは、反省したり、あの時はこうするべきだったなどと、自分を責めることではありません。
自分と向き合うとは、自分の感情や感覚に寄り添って、心の奥底にはどんな思いや感情があるのかを知り、それに共感して本心を探ること。
深い部分での自問自答。
出来事が起こった時に感情が揺れたのであれば、何が起こったかではなく、その出来事に対して自分がどう感じたかが大事。
そして、その時、本当はどうしたかったのか。
飲み込んだ言葉があるとしたら、何を言いたかったのか。
人に対して言いたいことがあっても、それを直接本人に言う必要はありません。むしろ言わない方がいい。
自分で自分の本心に気づくことが大事。
なので、
「お前なんかいなくなってしまえ!」
「お母さんなんか大嫌い!」
「バーカバーカ!」
などという言葉が自分から出てきても、ひるまずそのまま受け止める。
「親を嫌うなんて、私って最低。育ててもらったのに。」
という否定は要らない。
「こんな汚い言葉を使っちゃいけない」
も不要。
だって、そう感じたんだし思ったんだし、既に出てきたものは引っ込めようがないし。
ここを否定したら自分がかわいそう。
どんな思いでも受け止めるのが、自分を大切にするってこと。
その逆は自己否定。
「こんなことを思っていたんだね。教えてくれてありがとう。」
と自分に感謝してあげてもいいくらいだと思う。
そんなことを続けていくと、自分に対してのネガティブな評価が見つかるかもしれません。
例えば、
「私はバカで役立たず」
「私は汚れているからどんな扱いを受けてもいい」←これ私。
「私は消えるべき存在」
とかね。
これらは誤解ですからね。
経験によって自分で知らない内に作り出してしまった思い込み(セルフイメージ)なんですよね。
こういう思い込みがあるから、人は自分と向き合うことを怖いと思ってしまうんですね。嘘とは言え、見たくないもんね。
自分のあずかり知らぬ心の奥(無意識)では、嘘ではなく真実だと思い込んでいるわけだし。
無意識のセルフイメージのとおりに、自動的に行動してしまうということも人にはあるので、やっぱり自分と向き合うことは必要だと思います。
気づけば、そのセルフイメージの効力はゆるむしね。
もし生きづらいと感じているのであれば、怖いかもしれないけど、躊躇せずにさっさと向き合っちゃった方がいいと思いますよ。
本当は、感じていない人にも必要だとは思っていますけどね。
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心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)
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