ネガティブな感情を頑張って排除したい?
ネガティブな感情は排除したいですか?
しかも、「何が何でも排除する!」なんて頑張っていたりませんか?
頑張って排除するという姿勢は、戦うか逃げるかのサバイバルモード。
体が硬くなっている。
なので、うまくいくものもうまくいかなくなる。
そもそも、排除したいと思っているその感情は自分の一部。
訳あって存在している。その人が生き延びるために必要だったと言える。
だったら、感謝しつつ、きちんとコミュニケーションを取った方がいい。
体の不調も心の不調も同じ。
症状=感情を除いても、またそれが出てくる可能性は高い。
私は、その感情を入口に内面と対話することが多い。
ただ、その症状=感情が辛すぎる場合は、一旦それを軽減させることも必要だ。
通常の自分が、感情の波に飲み込まれていては、自分の内面と向き合うことが難しい。
内面と対話するからと言って、原因究明するわけでもない。
けど、より気楽に過ごせるようになると、原因というか、今の自分が作られた要因がわかってくるようにはなる。
言ってしまえば、その要因はトラウマ。
そして、トラウマは自律神経のパターン(ポリヴェーガル理論)だ。
自律神経のパターンだとしたら、排除するなんて不可能と言っても過言ではない。
神経セラピストの浅井咲子さんは、ご自身の著書『「いごこち」神経系アプローチ~4つのゾーンを知って安全に自分を癒す~』の中で「トラウマは自律神経のクセ」とおっしゃっています。
この書籍は生きづらい方々にぜひ読んでいただきたいと思っています。
いや、生きづらくない人にも。より快適に生きられるようになると思いますよ。
内面と向き合う前に、日々生活をしている通常の自分が元気になることはとても大事。
なので、まずは自分の好きなことをしたり、自然と触れ合ったりした方がいいと思う。
ちょっとしたことで必要以上に緊張してしまう人などは特に。
いずれにしても、トラウマは自律神経のパターン/クセ。
トラウマと向き合うとなるとハードルが高いけど、自律神経のパターンを調整すると言われると、どうにかなりそうな気がしないですか?
ただし、長年かけて身についたクセなので、専門家のセッションだけでなく、ご自身で行う日々のケアも大事です。
焦らず頑張らずやっていけたらいいですね。
≪関連サービス≫
心と体の調整で「自分と一致団結」をお手伝いする
心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)
0コメント