その願望はダミーかもしれません
2018年9月の記事を手直しして再投稿します。
現在提供中のストレスクリアは、現状のお悩みと達成したい目標を言語化して、2つの質問を使ってセッションしていきます。
例えば、
目標:穏やかになりたい
現状:すぐ怒ってしまう
とか
目標:パートナーがほしい
現状:パートナーがいない
とか
目標:営業成績を上げたい
現状:営業成績が振るわない
等々。
ここまでは昨日の投稿
ストレスクリアは原因究明しないし、気づきや解放をもたらすだけでもありません>>
の冒頭とほぼ一緒。
この目標(願望)が本心か否か、本人が気づいていないことはよくあることです。
例えば、「パートナーがほしい」の場合、本音は「安心感がほしい」だったりします。
「パートナーがほしい」という願望はダミーだったわけです。だから叶いにくいのです。
パートナーがいることによって、無意識に安心感が得られると思っているのでしょう。
この場合、例えばですが、自分は色んなことが不足しているダメな人間だから、自分一人では安心して生きていけないと思い込んでいるなんてことが考えられます。
自己否定ですね。
だからパートナーによって自分の不足部分を埋めてほしいと願う。
あくまでも例え話ですよ。
「安心感がほしかった」という本心に気づくと、「パートナーがほしい」という思いを握っていた手が緩んで、「パートナーはいてもいなくてもどっちでもいい。いても安心。いなくても安心。どちらも私なんだなあ。」と気持ちが緩みます。
ストレスクリアでは、現状(ネガティブ/潜在意識)と目標(ポジティブ/顕在意識)の統合といいます。
ガチガチだった心に余裕ができて、自分を肯定できるようになっていきます。
何もなくても満たされている気持ちになれるし、それこそ安心感や感謝の気持ちも増えます。
今、「生きる力」という言葉が降りてきました(笑)。本当の意味での生きる力が強くなるような気がします。
そんな状態で生きていれば、必要なものが自然とやって来るかもしれません。
だから、「いてもいなくてもどっちでもいい」と思っているにも関わらず、パートナーができたりするんですよね。
いやいや「どっちでもいい」と思っているからこそか。
でも、無理矢理どっちでもいいと思い込むのではありませんよ。本心に気づいてこそですから。
人って、「失敗は許しません」と言われると失敗したりしませんか?反対に「できなくてもいいよ」と言われると変な力が入らないからか、うまくできちゃったりしますよね?
そんな感覚なのかもしれません。
しかも、不足を埋めるためのパートナーじゃないので、より本来の自分にふさわしい人が現れる可能性が高くなると思います。必ずしも現れるわけでもありませんけど。
でも、パートナー探しを能動的にする場合、できなくてもいいと思って臨めば、肩の力を抜いて楽しんでできると思うのです。
あなたの心と体の調整をお手伝いする
心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)
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