未来への不安は過去から来ていることが多い

全てとは言わないけど、未来への不安や怖れは過去に起因することが多いと思います。


パニック症(障害)の人の場合、近い未来の不安が大きいですね。

「あの場所でまた発作が起きたらどうしよう」

「電車に乗るのが怖い」

「家から離れれば離れるほど不安」

など、必ずしも起きるとは限らないことに恐れを感じて動けなくなってしまったり。


過去のトラウマによって、未来の不安や恐怖が引き起こされている状態ですね。


パニック症(障害)じゃなくても、未来の不安は多くの人が持っているかと思います。

「将来お金が足りなくなりそうで不安」

「子供が全然勉強しないから将来が不安」

「一人で生きていくのは怖い」

など、一般的な悩みのように見えますが、これも過去によるところが大きいんです。


多少の不安ならあって当たり前ですが、不安で不安で仕方がないのは、幼少期に安心感を脅かされるような環境だったのかもしれませんね。

これもトラウマと言えますね。(トラウマは誰でも大なり小なりあります)



「過去のこれが原因で、あなたは未来が不安なんです」という答えはありません。

たいてい一つのことが原因じゃないし。


それが見つからなくても、自分と向き合ううちに、気づいたら未来への不安が小さくなっていきます。

私がそうだったので。


昔の自分を振り返ると、自覚なく不安でした。

なので、外側の何かで補強して安心しようと必死だったなぁ。


極端な例を挙げれば、ゴミでも何でも溜め込む人がいらっしゃいますよね。物によって安心感を得る感じでしょうか。

ホーダー(ためこみ症)と言われる人です。

こちらも生育歴が関係していると言われています。



ということで、過去の傷ついた自分(インナーチャイルドと言う人もいますね)を癒していけば、自然と未来の不安や怖れがなくなっていくと言ってもいいかと思っています。

癒し方は様々ですが。

(ホーダーが改善するとは言っていません。するかもしれませんが、それはわかりません。例として挙げさせていただきました)



不安や恐怖を感じると、自律神経が乱れて緊張します。筋肉や内臓が硬くなるという形で体に表れます。

生育歴によって安定した自律神経が醸成されている人にはやり過ごせるくらいの緊張でも、醸成されてこなかった人にとっては、ちょっとしたことで大きく緊張することになります。


というわけで、対話形式のセッションも行いますが、体を使ったセッションも提供しています。
自己調整力を再構築して生きる上での土台を強化する「ゆんわりタッチ」


対話形式のセッションはこちらです。
自分と一致団結する「トークセッション」


感情を解放したり、緊張を和らげて気楽さや安心感を増やすための体を使ったセルフケアの方法もあるので、やり方をセッションでお伝えすることもあります。


セルフケアの書籍はこちらの記事でご紹介しました。参考になれば幸いです。
不安や自分癒しのためのセルフケアに関する書籍



過去を癒していくと、未来の不安が小さくなりますってお話でした。




あなたの心と体の調整をお手伝いする

心理セラピスト*長沼美恵