セラピー(癒し)の先にあるもの
2020年4月23日の記事を一部修正して再掲載します。
私は、数年前にカレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)インナーチャイルドセラピスト養成コースを修了しました。(セラピストの資格は取得していません)
このコースの最初に、「最終的にどんな自分になりたいか」というアンケートがありました。
不安や苦しさに取り込まれがちになっていて、まだ少し生きづらかった頃です。
そんな私は、
日頃から、またどんなトラブルに見舞われても常に穏やかに平常心でいられること。
というようなことを書いたと記憶しています。
ああ、大いなる誤解。
今は、こんな人いないだろうな。無理だよねと思います。
当時は必要以上に緊張しやすく、常に内面がざわついていました。
だから平常心に憧れがあったんですね(笑)
つい、そんなことを目指してしまっていました。
さらに時を遡ると、こんなふうにも思っていました。
どうにかして幸せを掴みたいし
今の自分のままじゃダメだから自分改造しなくちゃいけないし
このまま死ぬのはまっぴらごめんだし
いつも穏やかな気持ちでいたいし
と、自分を否定しまくりでした。書いてるだけでも身体が固くなって息苦しくなります。
また、幸せは自分の外からやってくると誤解していました。
そうは言っても、今の私だって外側の幸せ…例えば、旅行したり、美味しものを食べたり、友人とおしゃべりしたり、映画を見たり…は必要です。
修行僧や仙人じゃないもん。
経験しているからわかりますが、人が苦しくなるのって、自分を否定していたり、自分や他人、状況をコントロールしようとしていたりする時なんですよね。
こんな自分で生きていたら、とうとうパニック症状が出るようになってしまいました。 当時は本当に辛かった。
お陰さまで今は寛解しています。
そんな私でも、自分の内面と向き合って来たら、結果的にこんな感覚でいられることが増えてきました。
いくつか挙げてみますね。
どんな感情が出てきても否定しない。出たものは引っ込められないし、それも自分。
どんな自分でも「これが今の自分だもんね。仕方ないよね。」と受け入れる。
緊張する場面では「私、緊張してるなぁ。緊張して当然だよね。」と思える。不安も同様。
私に生まれたからには、この私で生きていくしかない。だったら私を楽しもう。私ってなかなか可愛いヤツだな。(容姿のことではありません)
何があっても大丈夫じゃない?いずれにしても人間最終的には死ぬんだし。
ふとした瞬間に、「ああ何だか幸せだなぁ」と感じる。
あがいても仕方のない時は流れに身を任せよう。なるようにしかならないよね。
等々。
とは言え、常にこのような状態ではありません。悩むこともあるし自分にダメ出しすることだってあります。
でもそんな時は、「悩むことだってあるよね」「ダメ出しししてもいいよ」と受け止めます。
もうそれしかできません。そしてこれが実は気楽さに繋がります。
ある程度時間をかけて自分と向き合うと、自然とそんな境地になれることが多くなります。
自分と向き合ってみて損はないと思います。
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心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)
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