その恐怖はウイルスや政府のせいではないと思います。

SNSを眺めていると、新型コロナウイルスに脅威を感じている人達の投稿が流れてきます。


例えば、

・コロナが怖くて家族が会社に行けなくなり、自分も精神的にまいって仕事を休んでいる。 
・宅配は直接受け取らず、インターホン越しで話して印鑑を外に置く。 
・異常なくらい手洗いをしている。
・ウイルスが怖くて体調を崩し会社を辞めた。

など。(原文のままではありません)


このような方々は恐怖に戦慄してしまっているのだと思います。

そして大体が「政府の対応が悪い」に繋がっています。


政府の対応は置いといて、確かにウイルスは怖い存在です。

が、ここまで怖いと思っていない人がいることも確か。捉え方、感じ方は人それぞれなんですよね。


ここまで恐れおののいてしまっている方々は、自分で作った物語に伴う恐怖と自身が一体化してしまっている状態と言えるかもしれません。


一人一人心象風景は違うので一概には言えませんが、過剰に怖れを抱いている人は、元々自己否定が強く安心感が少ない人が多いのかなと思います。




SNS上にはこんな発言もありました。

政府は検査もせず酷い対応だ。政府がきちんと対応していれば、家族も精神的におかしくならなかったのではないか。


これは、例えば「自分はダメな人間」「自分は無能」などと無意識に思っている(自己否定)ため、誰か(この場合政府)に助けてもらわないと自分では対処できない、と言っているようなものだと思います。

これ、自分で作った物語です。


このような方は普段からゆったりした気分でいられず、心身ともに緊張しているのではないかと思われます。 

そして、新型コロナの情報に刺激されて身体が過剰に反応し、さらに緊張が高まることでしょう。


これは、胎児の頃から培ってきた自律神経系のリズムが関係しています。このリズムは全くの平坦ではなく、波が上下するのが普通です。

そして、リズムには感情や言動が連動します。


SNS上の発言を見ると、この方々は神経系のリズムが乱れてしまっていることが考えられます。

神経が高まり過ぎたままの方、また、高まり過ぎた時に自分でどうにもできないと諦め、凍りついて動けなくなっている方もいらっしゃるようにお見受けします。


この状態だと免疫力は下がってしまうかと思います。



新型コロナ騒動に刺激されたことは確かだけど、それはコロナや政府のせいではなく自分の問題です。

これまでは仕事など気が紛れるものがあったので、気づかなかったのかもしれません。


今、コロナ鬱なんて言葉もあるようです。

この時期だからこそ、心と自律神経系の健康度があぶり出されてきているのでしょうね。


このような方々には、できればセラピーもできるカウンセラーさんのところに行っていただきたい。

外出しなくてもオンラインでも受けられますよ。


ご自身でできることもたくさんあるとは思います。とりあえずこちらはいかがでしょう。

・事実をきちんと把握する。
・扇動気味の報道を鵜呑みにしない。または見ない。
・怖いという気持ちを否定しない。けど、距離を置いて取り込まれない。

私の過去記事を参考にしていただいてもいいかな。

>>ウイルスは怖いし、この先どんな世の中になるのか不安で仕方ない?


これからもウイルスは手を変え品を変え、新しいものが現れると思います。

その度に家に籠っているわけにはいきません。


だからこそ、今ご自分と向き合っていただきたいと思うわけです。免疫系強化のためにもより良い人生のためにも。




あなたの心と体の調整をお手伝いする

ゆんわりタッチとストレスクリア


長沼美恵(ながぬまみえ)