「癒し」とは何だろう?

「癒し」という言葉。
頻繁に聞くし、私も使います。


その意味は?
と問われると的確に説明できるかちょっと不安。


最近、このとおりだなと思えた言葉を書籍の中で見つけたのでご紹介します。


癒しとは長年遠ざけてきた「わたしたち」と出会って、慈しみ、受け入れていくことなのです。

ジェニーナ・フィッシャー著・浅井咲子訳
「トラウマによる解離からの回復―断片化された「わたしたち」を癒す」(国書刊行会/2021年)P.29より引用


この「わたしたち」は、書籍では「パーツ」と呼ばれます。
パーツは、生育歴の中で作られた、様々な個性を持ったキャラクターたちです。これにはトラウマが関わってきます。


この↓ジンジャービスケットのように、色んなキャラが自分の中にいるんだそう。


このパーツ、人によってはインナーチャイルドと表現するかもしれません。
ただ、パーツとインナーチャイルドは、厳密に言えばイコールではないと私は捉えています。非常に近いことは確かだけど。


いや、今日はパーツ心理学の話をするつもりはないんだった。
まだ上記の本だって読み終えていないのに偉そうなことは言えません。


今日は、「癒しとは?」でしたね。


この自分の中の色んなキャラに気づいて受け入れていくということが、本当の意味での癒しなんですね。
バラバラの自分を一致団結させると言ってもいいかな。



そして癒しの先にあるのは、

安心や心地良さを感じられるようになる。
自分はここにいてもいいと思える。
ダメなところがある自分でもいいと思える。
人生を自分なりに楽しめるようになる。
必要以上に他人に気を遣わなくなる。
自分を責めることが減る。
自分を慈しむことができる。
精神的にしなやか(ある意味タフ)になる。

というようなことだと思います。


人には、大なり小なりトラウマがあります。
なので、うつやパニックなどの症状がないような人にも「癒し」は必要なのではないでしょうか。



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心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)