ポジティブ思考、プラス思考も過ぎるのは危険

自分を褒めよう、物事の良い面にフォーカスしようなんて言うけど、元々自己否定が激しいと、それはなかなか難しいんじゃないかな。


確かに、物事や自分の否定的な面ばかりではなく、ポジティブな面に目を向けることも大事かもしれない。
でも、ポジティブな面にフォーカスしたり自分に肯定的な言葉をかけたりして、自己否定感が和らぐほど人間は単純ではないと思う。



おそらく、

すべては完璧
すべてはうまく行っている
私は愛されている
毎日が幸せ

なんてアファメーションも、効果を感じない人がいらっしゃるのではないでしょうか。



もし、ポジティブな言葉を自分に投げかけた時に違和感があれば、それを言い続けるより、その違和感にフォーカスして丁寧に見ていった方がより良い人生への近道になるんですよ。

これ、生きる上での基本のきとも言える、自分を理解すること、自分を大切に扱うってことだしね。


この違和感を無視することは、自分をないがしろにしているのと同じ。
自分を大切にする、自分を愛することと逆。

また、事実を事実として捉えず、現実逃避している状態とも言える。


現状を把握しないと、改善策も見い出せないですよね。
だから、無理矢理ポジティブに捉えるより、きちんと事実を過不足なく認めた方が得策なんです。


大丈夫。
ネガティブな思いや感情を認めても、ネガティブな現象は起こらないから。もとい、ネガティブな現実は引き寄せないから。
(ここでは、物事にネガティブもポジティブもないという壮大なテーマは脇に置いておきます)


もちろん、時には敢えて自分で自分を褒めることも必要だとは思う。
だって、自分に厳しい人が多いもんね。
かなり頑張っているのに「自分はまだまだ。もっと頑張らないといけない」なんて思ったり。皆さん自分に鞭打ちすぎなんですよ。


だがしかし、行き過ぎたポジティブ思考は危険です。
あまりにも過剰なポジティブは「ポリアンナ症候群」という心の病であることも考えられます。


この症候群の原因は、不安や恐怖ではないかと言われています。
これを認めたくないから現実から逃げてしまう。

また、養育者の愛情不足も原因の一つではないかとも言われているそう。

愛されていないことを認めたくないから、ちょっと愛を感じたことなどに対して「愛されている」と自分の都合のいいようにに拡大解釈する。
これが幼少期からの習慣になって、何でもポジティブに捉えるという術を身に着けたのかもしれません。


そして、ポリアンナ症候群の人というわけではないけど、ポジティブ過ぎる人はうつ病になりやすいという説もあるんですね。

本来向き合うべき自分から逃げていたら、そうなるのは想像に難くありません。
気楽に心地よく自分らしく生きるには、自分を見つめてなんぼのところがありますから。


実際、ポリアンナ症候群の治療は、現実と向き合わせるんだそう。

もし、ご自分にポジティブな言葉をかけたり、褒めたりした時に違和感が出てくるようであれば、こちらのメニューででサポートできるかもしれません。
「体に問いかけて自分と一致団結するトークセッション」

このセッションは、ネガティブな違和感はもちろんのこと、心地よいポジティブな感覚でも可能です。
体を通して、思わぬ言葉が出てくるかもしれません。



あなたの心と体の調整をお手伝いする
心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)