身体の感覚は取るべき行動を導いてくれることも
2020年3月の記事を加筆、修正して再投稿します。
今、心理の世界で重要視されていることの一つに身体感覚があります。
頭では正解だと思っていても、それに異を唱えるように身体に違和感があるということはありませんか?
そんな時は、その違和感に寄り添って、さらに自分の内側に響かせた方がいいんです。
しかもその感覚は、取るべき行動を導いてくれる。また、人生を大きく変えるきっかけになることもあります。
2011年の東日本大震災が起こる割と直前に、これも身体感覚が導いてくれたのではないかと思えるようなことがありました。
(先に言っておきますが、そんなに大した話しではありませんよ)
当時私は地震保険が気になって気になって仕方がなく、何度も同居の母に「地震保険入った?」と尋ねていました。
我が家は築何年かもわからないくらい古い家屋なのでね。
実はこの「気になる」という感覚はとても大事なんです。
頭で考えてひねり出したわけではない、自分のどこかから出てくる感覚。
「この場所なんだか気持ち悪い」
「この人とはなんとなく合わないかも」
のような感覚も同じだと思います。
この時のことはよく覚えていて、ふとした瞬間に思い出しては「入った?」と何度もしつこく尋ねていました。
これはもう、阪神淡路大震災があったからなどという理屈とは別次元という感じでした。
そして、3月11日の直前くらいにも母に尋ねたような気がします。
案の定、震災によって我が家の屋根瓦が落下して修繕が必要となりました。
さあ、保険の出番です。
ところが、保険に入ったのが結構ギリギリで、下りるか下りないかの瀬戸際みたい。
が、何とかセーフで、母は「美恵のお陰で結構な金額の保険が下りて良かった」と言っていました。
実際には保険だけでは賄えませんでしたが、それでもかなり助かったようです。
これがよく言う虫の知らせなのだと思います。
虫の知らせ、直感や第六感などは、この身体感覚の一部なんです。
身体にはそれくらい優れた知恵があるんです。
なお、保険くらい母親に任せてないで自分で入れというご意見は受け付けておりませんので悪しからずご了承くださいませ。
そして実は、この身体感覚は提供しているサービス「ゆんわりタッチ」でもこっそり使っているんです。
「ストレスクリア」では堂々と使います。
どちらのセッションでも、自分の身体の感覚は常に注視しています。それと頭に浮かぶイメージも。
この身体感覚を掘り下げていく心理療法にフォーカシングがあります。
私は、これを自分自身に頻繁に使います。
また、以前トークセッションを提供していたときに使ったこともあります。
クライアントさんからは「わだかまりが一つなくなって良かった」と言っていただきました。
このフォーカシングに磨きをかけたいと思い、現在勉強を進めています。
ということで、もしかしたらトークセッションの復活があるかも。まだわかりませんが。
いずれにしても、より良いセッションができるよう勉強中です。
2021年9月現在提供中です。
⇒自分と一致団結する「トークセッション」
みなさんも頭でっかちにならずに、自分の内側から来る感覚を大切にしてみてください。
そして、それをじっくり感じてみてください。
あなたの心と体の調整をお手伝いする
心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)
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