生きづらさの要因でもあるトラウマってそんなに大きな出来事じゃなくてもなり得るんです。

変わらないものなんてないとひしひしと感じる昨今。

なので知識はアップデートしていかないとね。一生勉強だと思っています。


ということで、今は「ポリヴェーガル理論(多重迷走神経論)」を主に書籍で勉強中です。もちろん、まだまだ探求の途上です。


この理論は、1994年にアメリカのイリノイ大学教授、ステファン・ポージェス博士が発表し、精神医学、心理、セラピー、教育などの分野で大きな革命を起こしたと言われています。



懐かしの「Holistic Healing College インテグレイテッド・カウンセリング・ディプロマコース」(ロンドン)の会場。元教会です。




でね、自律神経って、交感神経と副交感神経の2種類だと言われていますよね?


それが実は3種類あるってことをポージェス博士が発見したんですよ。

副交感神経の大半を占めている迷走神経は1種類ではなく、「背側迷走神経」と「腹側迷走神経」の2種類あるんだって。


人が脅威に晒された時、「闘争・逃走」反応だけじゃなく、なぜ固まって動けなくなるのか、この理論で説明がつきます。


どういうことか超絶簡単に言うと…

人は、脅威に晒されると交感神経が活性化して「闘争・逃走」のサバイバルモードになるというのは聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

このサバイバルモードで解決できなかった時に、「背側迷走神経」が働いて固まって動けなくなるんだそうです。


この固まった直後、本能に身を任せて震えたりすると、その脅威を感じた時のエネルギーは解放されます。

が、本能を抑えてしまうと体に残るんです。人間はありがちだと思います。


要するに、ショックな出来事があった時に固まって、その時の闘争・逃走エネルギーを解放しないととトラウマになるってこと。





自分はそんな大きな脅威に晒されたことがないから、トラウマなんてないと思っていませんか?


トラウマになるのは大きな脅威だけではないんですよ。

小さなことでも継続的に起こっていたりするとなり得ます。


例えば、

父親がちょっとしたことで怒鳴る家庭とか

夫婦喧嘩が絶えない家庭に育ったとか

必要以上に親が厳しかったとか


家で緊張を強いられますからね。生きづらさにつながるかも。 


また、イヤなことを言われて傷ついたなど、日常生活でのちょっとショックを受けるようなことでもなり得ます。


ここで、私が持っている「ポリヴェーガル理論」関連の書籍をご紹介しますね。


ポリヴェーガル理論入門


「ポリヴェーガル理論」を読む


身体に閉じ込められたトラウマ


「今ここ」神経エクササイズ「はるちゃんのおにぎり」


「はるちゃんのおにぎり」は、難しい理論をシンプルにわかりやすくまとめられています。

心や体を扱っている人はもちろん、人間であればみんな読んだ方がいいんじゃないかと思うくらい素晴らしいです。


これを読んだ時に、私が提供しているボディセラピー(ボディワーク)の「ゆんわりタッチ」で起こっていることが少しわかったような気がしました。

>>ゆんわりタッチについてはこちらです。


もちろん、この理論を知る前から自律神経は意識していました。

私が自称パニック障害の時、体からのアプローチでその場を乗り切った経験があった何度もあったので。


とは言っても、検証したわけじゃないので何とも…。

いずれにしても、私が目指しているのは自律神経系の自己調節力を高めるってことです。それだけでもないけど…。


お近くでお困りの方は、ぜひお試しいただければと思います。

初回限定&条件付きですが、お得なモニター価格で提供しています。

>>メニュー・料金の詳細はこちらです。




あなたの心と体の調整をお手伝いする

ゆんわりタッチとストレスクリア


長沼美恵(ながぬまみえ)