状況や環境を変えたいなら、まずは自分が変わらないとね。でも…

自分の内面を見つめる自己探求に興味を持ったことのある人であれば、「自分が変われば世界が変わる」的な言葉を聞いたことがあるかと思います。


他人を変えるのは難しいです。ほとんど不可能じゃないかな。

だから、自分を変えた方がいいんです。確かに。


でも、この「変える」が曲者で。


自分を変えるために、例えば

「努力して〇〇を身につけないと」

「さらに資格を増やさないと」

「もっと自己研鑽して周りから認められないと」

「時間管理をしっかりして自分を律していかないと」

「頑張って収入を上げないと」

「外見に磨きをかけて女子力を上げないと」

なんて考えたり。


「これまで以上に周りの人に気を遣って優しくしないと」

「不協和音を生まないように我を出さないようにしないと」

なんてのもあったりして。


これ、書いているだけで息苦しくなって身体が縮こまります。

確かに時間管理も外見もお金も大事だけど、「自分を変える」の本質はこれじゃない。

「自分を変える」ためにするのは、頭でひねり出した努力ではない。





何かを足すのではなく、玉ねぎの皮を剥がすように1枚1枚要らない無意識の思い込みを除いていくってこと。


だから、「自分を変える」というよりは、これもよく使われる言葉だけど「本来の自分に戻る」が近いのかもしれません。


この思い込み、自分を否定するものが多いのが困ったところです。

例えば、

「私は無力だ」

「私は無能だ」

「私の存在は迷惑だ」

「私は幸せになってはいけない」

等々。


もちろん、思い込みは人によって異なります。

しかも無意識レベルなので本人は気づいていません。

ここに挙げた例は多くの人が持っている可能性が高いけど、人間全員が持っているわけではありません。

「私は無力だ」は全員持っていると聞いたことがあるような気がするけど…。



大抵の人は、この不要な思い込みによって自分の目が曇っています。

そして、その目で世の中を見ています。一つの事実に対しての解釈が十人十色なのはそのせいです。

また、その思い込みによって自動的に行動したりも。(潜在意識に組み込まれた自動プログラムなんて表現もあります)


重複しますが、人は生きている限り、自分というフィルターを通して世の中を眺めるので、事実をありのままに受け取るのはほとんど不可能だと思います。

とは言っても、自分フィルターを通して世界を見ているということは覚えておいた方がいいです。


そうしないと、自分の正義を振りかざす、はた迷惑な痛い人になってしまう可能性もあります。

自分が正しいと思っていても、他人にとってはそうじゃないことなんてたくさんありますよねぇ。


赤城山の裾野に虹が出ています。



先程、要らない無意識の思い込みを『除く』と言ったけど、別にそれらはあってもいいんです。あってもいいけど、あることに気づいていた方が生きやすいと思います。

それを見つけるのが自己探求ですよね。


これを地道に丁寧にやっていくと、自分に対しても世の中に対しても見え方が違ってきます。

自己否定も減って、いつの間にか心身ともに軽くなっています。行動にも表れます。

パフォーマンスが上がるってことですよね。
それにつれて状況が変わることもあるかもしれません。



自分を見つめる作業は、一人でも可能ではあります。

私、何度も勧めていたような気がします。

が、やっぱり方法を学んだことがない場合は難しいかも。

プロの手を借りた方が賢明だと思います。


私でもお手伝いできますが、今の時代、自己探求のサポートをしてくれる人が他にもたくさんいらっしゃいます。

利用しない手はないんじゃないでしょうか。


だからと言って、人生がサクサクと何でも自分の思いどおりになるというわけではありませんので誤解なきようお願いします。




あなたの心と体の調整をお手伝いする

ゆんわりタッチとストレスクリア


長沼美恵(ながぬまみえ)