不安まみれで生きづらかった私が、不安感が減って幸福感が増えるまでに要した時間

私、本当に生きづらい人でした。感情のふり幅が大きかったし。

今でも不安になったり緊張することは当然あります。人間だもの。

でも、「私も随分楽になったな」としみじみすることがあるくらい、気楽に過ごせることが多くなってきました。

そうなるまでにどれくらいの時間がかかったかと言うと、4~5年ってところでしょうね。

で、この4~5年という年数、自己調整力（ゆるやかに働く自律神経系）を作るための時間と一致しているんですよ。

一概には言えませんが、この自己調整力のバランスが崩れている人が、バランスの良いそれを手に入れるまでに要する時間は、年齢の約10%と言われているんだそうです。

この自己調整力がきちんと働いていないと、パニック障害やうつ病などになりやすいんです。

はいはい、私も自己申告のパニック障害でした。いつも不安感と戦っていました。自己調整力がぶっ壊れていたんでしょうね。

そんな私でも、コツコツと自分と向き合って自分に優しく接していたら、いつの間にか楽な自分になっていたんですよね。もちろん、その間プロの手も借りました。

ということで、私の経験上、心身の問題に一発逆転はないです。

私が感じるのは、苦しみが大きい人ほど一発逆転を狙っているってこと。よーくわかります、今この瞬間にもそこから脱出したいという気持ちは。それほど苦しいってことですもんね。

でもね、地道な方法を選んだ方が実は早かったりするんですよ。

よしんば一発逆転のツールがあったとしても、リバウンドするような気がするんだけどなぁ。

いずれにしても、神経系は急激な変化を嫌うんだそうですけど。だから、ある程度の時間をかけて作り上げていく方が確実なんです。

だからと言って、私のセッションを長期間受け続けてねと言っているわけではありません。

ただし、一人で整えるのは難しいんです。人間は一人では生まれてこないし幼い頃は必ず誰かの手が必要です。ここがポイントかも。

これについては、改めて書くかもしれません。

なぜこんなにも神経系を整えることを私が強調するのかというと、生きていく上での土台だから。当然、日常のパフォーマンスにも影響します。

これがしっかりしていると多少のストレスはあまり気にならないはずです。周りに振り回されにくくなるでしょうね。

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長沼美恵（ながぬまみえ）