癒しには終わりがない。終わらせる必要もない。それはセラピスト自身だって同じこと。
私は、生きづらい方々が、自分らしくいきいきと人生を歩めることを願ってサービスを提供しています。
サービスを提供する側(セラピスト)だからと言って、悩み、不安、怖れが全くないわけではありません。
一点の曇りもない人間なんていないと思っています。
ただ、時々我ながらしみじみするほど、数年前の自分と比較したら格段に楽になったなぁとは思います。
昔は、休日に楽しいことをしていても、「明日は会社だああああ」と思ってどんよりしたり、「こんな人生がずーっと続くの?うわあああイヤだああああ」という思いが突然湧いてきて、楽しさが半減することはしょっちゅうでした。
今は、これはないと断言できる。
それだけでも大OKだと思っている。
経済的には会社勤めしている時より恵まれていないのに、ですよ。
こんな心境になった私だって、吐き出すべき感情はあるようだし、怖くて動けないこともあるし、体に緊張が残っているし、自分にダメ出しすることもあるし…。
これを自覚して、否定せずに「今の自分はこうなんだからしょうがないよね。こんな私でもいいよ。」と受け入れているってことが大事だと思う。
私が基礎を学んだクラニオセイクラル・バイオダイナミクスのテキストにこんな一節があります。
これは、ヒュー・ミルン著「ザ・ハート・オブ・リスニング」からの引用とのこと。
一緒に自分の影(シャドウ)を連れて行く準備がなければ、より大きな自分へと入っていくことはできない。一度それができるようになると、物事がありのままの形で調和する状態に入り、自分が真円になっていく。その時、ワークはきっと、ある種の魔術になるのだ。
※影(シャドウ)=自分がいちばん見たくない自分。抑圧している感情や思い。
でもね、いくらシャドウを連れて行けばいいと言っても、ある程度は自分と向き合って、自分をクリアにしておいた方がいいとは思います。
連れていくものが多すぎたら、重くて進みづらいんじゃないかな。
そもそも、シャドウが多かったり強かったりすると、かなり生きづらいはずです。人にサービスを提供してる場合じゃないでしょうね。
私が受けた、ホリスティック・ヒーリング・カレッジのカウンセラー養成講座は、『自分を癒せて、初めて人を癒せる』がモットーです。
なので、私は講座を受けてから2年間は自分癒しに専念しました。
それくらい自分の状態は重要ってこと。
ちょっとまとめてみますね。
人を癒すには自分も癒されていることが大事。
ただし、100%癒せることはないので、自分のシャドウを受け入れてサービスを提供する。
すると、そのサービスは魔術のごとく効果が上がることがある。
そんなところかな。
あなたの心と体の調整をお手伝いする
ゆんわりタッチとストレスクリア
長沼美恵(ながぬまみえ)
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