話題沸騰中?の「なんもしない」って実は難しいのです。

“レンタルなんもしない人”さん曰く「何かすると邪魔になっちゃうことの方が多くて。」 だそう。


これ、施術(セッション)も同じ。


私のオリジナルボディセラピー「ゆんわりタッチ」はクラニオセイクラル・バイオダイナミクス(以下クラニオバイオ)というボディワークのエッセンスを取り入れています。


そのクラニオバイオの師匠から、施術者は何らかの行為を行うのではなく「何もしないことをする」と教わった。


生徒の一人が「治れ~」と念を送っていたと言ったら「それは一番やっちゃダメなこと」と。


私は、このクラニオバイオの基礎となっている考え方が好き。


なので、もう一つのサービスである「ストレスクリア・メソッド」も同様に、自分のエゴでセッションしないよう気をつけます。エゴが現れたらそれを認めます。ただそれだけ。


(でも、エゴをなくすのは無理です。不可能です。なくなったらたぶん生きていけないと思います。)



今、昔のクラニオバイオのノートを読み返しています。そこには、

施術(セッション)では、気づきを促す。
今、治せる範囲を逸脱せずにやっていく。
やればやるほど施術者も元気になっていく。
自我が出るとワークの効きが悪くなる。

と、私の走り書きがありました。


「やればやるほど施術者も元気になっていく」は、実感あります。


まだ開業する前、クラニオバイオのクラスで施術者側だった時のこと。

クライアント役の人から、私の「念の圧が強い」と言われたことが何度かあります。もちろん相手は敏感な人でしたけど。


その頃は、練習で施術した時は、必ずぐったり疲れていました。施術受ける側でもあったということもあるでしょうけど。


そして、お金をいただいて提供する側になってからも、しばらくは施術すると私も疲れてしまっていたんです。

昔のクライアントさんには本当に申し訳ないのですが、今思えばエゴが強く出ていたんでしょうね。


委ねるということが、今よりさらに難しかったんですよね。 常に内心焦っていたというか…

焦る必要なんかないのに。




最近は、施術しても前のような疲れ方はしません。確かに、逆に元気になっていることもあるかも。今気づいた。


ただし、何もしないからと言って、無視するのでもありません。


言語化が難しいのですが、あえて言葉にするなら「私はここにいるよ。」とか「言いたいことがあれば聞かせていただくよ。」とか、そんな感じかもしれません。

実際、後者は頭の中で言葉にします。


カウンセリングで言うところの傾聴なのかもしれません。

そんな感じで施術(セッション)しています。



しかし、レンタルなんもしない人さん、最近テレビでも取り上げられるようになって、随分有名になってきましたね。ウチの両親まで知っているもんね(笑)

昨年、ツイッターでフォローした時は、こんなことになるとは思いもよらず。

人生ってわかりませんね。


ああ面白い。




あなたの心と体の調整をお手伝いする

ゆんわりタッチとストレスクリア


長沼美恵(ながぬまみえ)