暗いニュースで不安になってない?心身を健全に保つには情報断食も必要です

2019年6月16日の記事を加筆・修正して再掲載します。


健康でいるためには口に入れるものはもちろん、目や耳に入るものも大切なんですよね。


殺人事件などは、全く無関係な場合でも、報道で事件について何度も見ることによってトラウマを作ることもあります。



「デイヴィッド・バーセリ『人生を変えるトラウマ解放エクササイズ』PHP研究所」より引用します。

メディアを通して日常的に大規模で長期的なトラウマ体験にさらされることによって、私たちは文化的トラウマを作り出しているのです。これは「社会の文化組織への衝撃」と表現されています。
--中略--
世界中の悲劇を知ることは、人間の心理に有害な影響を与えます。

世界の効きのイメージがはびこっているために、私たちはもうこれ以上は受け入れられないと目をそらすか、テロリズムなどに対する恐怖に自分の思考を支配されてしまうのです。


そもそも人間の精神状態は、ポジティブよりもネガティブなことの方に強く影響を受けるそうです。

これは、危険を避けるために脳がそのような性質を持っているからです。


殺人事件ほどの衝撃がないようなことでも、ネガティブな話題はじわじわと精神に侵食しているかもしれません。

実際、見聞きする時に気分は良くないはずです。


例えば、最近(2019年6月)では年金問題。

聞いていると不安になりますよね。

それでなくても、不景気だし将来の不安があるってのに。



元々不安の大きい人は、ネガティブな報道を目にすることによって、その不安が拡大してより悲観的になってしまう可能性が高いんです。


情報はとても重要です。

でも、過剰に触れるのは精神衛生上良くないということです。


そもそも、報道されていることが事実かどうかも怪しかったりします。

最近では、高齢者の運転する車の事故が増えたという件。


実は、増えていないらしいです。

高齢者事故の報道数が増えただけなんです。


2022年現在だと、疫病やある地域の紛争も、事実が報道されているか怪しいものです。

(言葉を濁しておきますが)



メディアは、意図的に世論を誘導するようなことがあるので気をつけないといけません。

天気予報しか信じられないと言う人までいるくらいですからね。


いずれにしても、情報は自分できちんと選択していかないとね。

おそらくネガティブなニュースなどは、体が拒絶反応を示すと思います。

暗くどんよりした気分になりますよね。それはイヤですよね。見聞きしたくないですよね。
その感覚に従えばいいんじゃないでしょうか。




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心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)