問題の本質はそこじゃない。自分に正直に生きないと様々な障害が出てきます。

人は、自分が一番悩んでいることが解決すれば万事OKと思いがちです。

が、その悩みが問題の本質から外れていることは多いんです。


その悩みは、病気で例えたら症状の一つでしかない。

根源は別にある。



私がパニック障害(のようなもの)に悩まされていた時、初めの内は、とにかくこれさえなくなればいいと思っていました。


でも、パニックは悩みの根源ではないんです。

悩みの根源があって、そこから派生するいくつもある症状(悩み)の内の一つでしかない。


私は、パニックの前はアトピー性皮膚炎でしたし、怒りっぽかったし、人生うまくいかないと感じていました。

というように、いくつもの症状(悩み)を抱えていました。

一言で表現すれば「生きづらい」人でした。


症状の一つでしかないのであれば、元を絶たなければ、再発したり別の症状(悩み)が出てくる可能性が高くなります。

言うなれば、対症療法ではなく根本治療が必要ということです。(カウンセリングやセラピーが治療行為だという意味ではありません。例えです。)



問題は、自分の本心を無視し続けていること、自分に嘘をつき続けていることにあるんです。


自分に正直に生きていないと、パニックのような心の問題だけでなく、体にも不具合が生じてきます。

心身の問題は、「いい加減、自分の本心に気づけよ」という自身からのお知らせなんです。人生の問題も。


なので、パニックをなくすことは最終目標ではないということ。


パニックにお悩みの方は、「パニックをなくしたい」ではなく、


「どう生きたいのか?」

「どう在りたいのか?」


を自問自答した方がいいのではないでしょうか。

もちろん、パニック障害に限りません。



自分に正直に生きる。

これが健康と幸せの秘訣と言ってもいいかもしれません。



私は、今でも自分に嘘をつくこともあると思います。 

でも、大筋では正直になってきました。 

なので、もう以前のようにパニックに悩まされることはありません。





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ゆんわりタッチとストレスクリア


長沼美恵(ながぬまみえ)