自分と向き合うのは面倒ですか?

最近よくに耳にするのが、


-過去に囚われず行動するのみ

-過去の心の傷に向き合うことには終わりがないから放置して未来に目を向けた方がいい

-自分と向き合って癒すのはもう時代遅れ

-今を楽しんでいれば過去の解釈が良い方向に変わる


等々のご意見です。



これができたら最高ですよね。

それで人生スイスイ行ければ、こんな素晴らしいことはないですよね。






でもこれ、人によると言うか、心の傷の深さによるところは大きいのではないでしょうか。それと癒しの段階にもよるでしょうね。

(心の傷とは、ここでは出来事によってできた自分に対する不要な思い込みとか、抑圧して心の奥にしまい込んでしまった感情などのことを指します。)



自分と向き合わずに楽しく生きられる人もいらっしゃるでしょう。

ごく稀に、そのように生まれついている人もいらっしゃるかもしれません。もしくは、心の傷が大したことない人とか。



でも、うつやパニック障害の方がこれをやろうとしても、かなりハードルが高いと思います。

私自身パニック障害だったので、よ~くわかります。これ不可能でした。



だって、楽しいことを考えようとしても、どうしても不安が勝ってしまうんだもん。無理でしょ。

だから、私は自分と向き合ってきたのです。

そして、パニック障害は寛解しました。






「自分は精神疾患ではないし、大きな事故にあったわけでもないし、深く傷つけられた覚えはないから、心の傷は大したことない。だから過去を見る必要はない。」と思う方もいらっしゃるでしょう。



心の傷は、記憶になくても現在の自分を振り返ればわかることです。


-うつやパニック障害などの精神疾患である

-いつもイライラしている

-他人の評価がとても気になる

-他人の粗が目につきやすく頻繁に悪口を言っている

-将来が不安で仕方がない

-他人の問題に首を突っ込んでばかりいる

-時々消えたくなってしまう

-人生が思いどおりにいかない


等々、挙げればキリがないですが、以上のような人は心の傷があります。感情を抑圧しているし、不要な思い込みを持っているということです。



「精神疾患以外は普通じゃないの?悪口なんてみ~んな言ってるよ。」という声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。


心穏やかに過ごせない人は、ご自分と向き合った方がいいです。大げさに言えば、人類ほぼ全員向き合う必要があると思っていますが(笑)

(本当は、病気など体に不快な症状が出ている人もですが。病気は心からのサインのこともありますから)



そして、この傷は自然と治癒することはありません。時間という薬も効かないようです。これはアメリカの研究で明らかになっています。






私のセッションを受けてほしいから言っているのではありません。

向き合った先には、なかなかいい世界が待っているので、ぜひとも自分との対話をしていただきたいと切に願っています。



対話の方法は、ご自身でやってみてもいいし、カウンセリングやセラピーを受けてもいいと思います。

自分を大切にするって、こういうことですから。



以上は、私の経験を踏まえての意見です。昔の私からは想像もできないくらい、今は平和な心で生きています。色々ありますけどね。

ニュージーランドでチャネラーをやっている妹も、「まずは自分と向き合うことが大事」と言っています。次元の違う存在からのメッセージでもあります。



ただし、重度の精神疾患の場合は、医師に相談するなり、ご自身の判断で行ってくださいね。

精神疾患に関わらず、全てご自身の判断ではありますが。



当たり前ですが、自分と向き合いたくなければ向き合わなくても全然OKです。

人生は自分で選択していくものです。正解も不正解もありません。






私が提供しているストレスクリアでは、自分とガッツリ向き合います。

現在の自分に、どんな思いがあるのか意識の深いところまで探っていきます。

そして最終的には、「自分に生まれて良かった」と思えることを目標としています。



「結局この記事ステマかよ」と言われそうですね(*^^*)



長沼美恵