口癖、思い癖はイライラ、モヤモヤの根源を知る手がかり

口癖。

多くの人にあるかと思います。


口に出さなくても、頭の中で頻繁につぶやく言葉も口癖みたいなもの。思い癖ですね。

違いは口に出すか出さないかだけ。


両者とも出所は同じ。

意識の深いところの思い込み、価値観、信念などが絡んでいる可能性が非常に高い。


そして、それによって自分や周囲をジャッジしている。



私の口癖は、人に直接発することはないけど、

「バカじゃないの」「頭悪いな」が、すぐに思いつきます。

テレビに向かって頻繁に言っています。


これは、幼少期に父親から

「こんなこともわからないのか」「バカ」

と言われてきたからだと思います。


なので私には、「私はバカ」という思い込み、「頭が悪いのはダメ」という価値観があります。

そして、この思い込みや価値観を通して世の中を見ているんですね。

それが自らの行動にも出ると言う…。


私の場合、「頭が悪いのはダメ」だから、自分がバカには見られたくないし、バカな人を見てジャッジしてしまうということが起きます。

自分で思い込みだと知っているので随分とゆるんでは来ましたが、完全になくなってはいません。

≪注釈≫
私の思うバカは、知能的な問題とは関係ありません。私なりの基準があると思います。


自分の思い込みや価値観があるから感情が揺さぶられていると知っていれば、人のせいにすることもなくなっていきますよね。

感情を揺さぶったその人のせいではなく、自分の問題ですからね。

それを理解していれば、対人関係のトラブルも減るはずです。



ということで、口癖はもちろん、

どんな人を見てイラッとくるのか。

他人のどんな言動に反感を持つのか。

他人のどんな振る舞いに感情を揺さぶられるのか。

どんな言葉に強く反応するのか。

などを知って、その時出てくる感情、感覚、言葉をご自身で観察するといいですね。


すると、自分の中の思い込みや価値観に気づくかもしれません。

それによってモヤモヤやイライラなどが減るかかもしれません。


でも、自分の問題だからと言って、自分を責める必要はありません。

そんなふうに生きてきたご自身を否定せず、共感して優しく労わってあげてくださいね。



心と体の調整で「自分と一致団結」をお手伝いする

心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)