自分で自分を褒める時、自分の中でどう響いてる?

2021年7月6日の記事を加筆、修正して再投稿します。




人はつい自分を責めがち。自分に厳しい人が多いですよね。
なので、「自分で自分を褒めましょう」と色んなところで聞きます。

いいと思います。
私もやります。


でも、漫然と言葉をかけるだけだと、もったいないんですよね。
もしかしたら逆効果の可能性も否めません。



自分に褒め言葉をかけた時の体の反応や気持ちの動きを探るとさらにいいと思う。


褒め言葉だけじゃなく、例えば

「私は愛される存在」
「私には価値がある」
「私は最善を尽くしている」

のような言葉でも同じです。


で、この言葉、すんなり素直に受け入れられますか?



その言葉によって、満たされたり体がふんわりして楽な感覚になった場合は、それでOK。
続けて言葉がけしてあげてください。


もし、苦しくなったり、体が硬直した感じになったり反発が芽生えたりしたら、それは自分の気づかない深いところに、逆の思い込み(ビリーフ)、セルフイメージがあるはずです。



例えば、

「私は愛される存在」
と言葉がけしていても、本当は

「私は絶対に誰からも愛されない!」
と思っていたりするということ。



この状態で何度も「私は愛される存在」と唱えても、受け入れることは相当困難だとわかりますよね?


私のことで恐縮ですが、上記の言葉ではないけど、あるポジティブな言葉を何度か自分に言ってみると、シーンというかスーンというか、とにかく無反応。はじいて受け付けないという感じがありました。


強い拒否反応です。


でもね、この言葉がけのお陰で、自分の深いところにハンパない罪悪感があって、自分をとことん責めていることがわかりました。


これがあると、知らないうちに自分で自分の足を引っ張ります。効率悪っ。
効率が全てではないけど、無駄にエネルギー使った割には実現せずってなりがちじゃないかな。



自分と向き合うこと数年の私。
自分でも薄々は気づいていたけど、ここまで頑なに自分にダメ出ししていたなんて驚きでした。

パーツ心理学で言えば、そのようなパーツさんが自分の中にいるということになりますね。



そりゃあもう、心身ともに緊張するよねって感じ。
気楽さなんてないよね。


その頑固な思いを崩すのがもう大変で…。
長年握りしめたものなので、一筋縄ではいきません。


でも大丈夫。
気づいたらその思いはゆるんで効力が弱くなるし、これから対処していけばいいだけだから。

心の栄養となるような労いや共感の言葉をかけてあげるとか、自分に必要以上に鞭打っていることに気づいたら止めるとかしながらね。


まぁ、心理セラピストでもそんなものってことです。
人間ですから。


自分のやりたいことを見つける。また、やりたいことを実現させるためにも、ここは結構肝だと思います。




心と体の調整で「自分と一致団結」をお手伝いする

心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)