「気にし過ぎ。気にしなければいい」と言われても気になるものは気になる
頭では気にするに値しないとわかっているのに、ついつい気にしてしまうことってありますよね。
人に相談すると、案の定「気にし過ぎ。気にしなければいいだけ。」というアドバイスが返ってきたりして。
それができれば相談なんかしませんよね。悩みませんよね。
もちろん、流せるのであれば、そうすればいいと思います。
時間が解決することもあるかもしれないし。
でも、できないからモヤモヤするんであって。
流すことが難しい時は、気になることにとことん向き合った方が楽になると思う。そのことが気にならなくなる可能性大。
自分の中に、それを気にする原因のようなものがあるはずだから。
それの何が気になるのか。
どんな時に気になるのか。
など、気になる場面を思い浮かべて、自分から出てくる言葉を書き留める。
その時に体の感覚を意識してみるといいと思います。
言葉が出てきたら、それを自分の内側に響かせて、その言葉でいいのか確認してみる。
-----余程大きなトラウマがあって無意識に感じないように生きてきた人でなければ、何かしら体で感じられるはずです。
そして、その時に感じる感情や気持ちを押し込めずに、「そんな気持ちがあったんだね。」と認めてあげる。
本来、感情には体感が伴うので、体に感覚があれば、それを感じなくなるまで感じてみる。
感情は抑圧するとさらに強くなるので、認めちゃった方がいいんです。
雑然とした自分の頭の中が整理されて、奥の奥にあった原因のようなものがひょっこり現れるかもしれません。
その原因のようなものは、自分に対するネガティブな思い込みだったりします。
それが見つかり、さらに感情も認めてあげれば、おそらく気持ちが軽くなることでしょう。
その時に、体がゆるんだり軽くなったりしたら、おめでとうございます。
「自分は一体なにを気にしていたんだ」なんてことになるかもしれません。
出てくる思いをないことにするのは難しいんです。
それよりも、向き合った方が得ですよって話しでした。
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心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)
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