生きている限りリスクはゼロにはならない。
とあるSNSで、「すぐにでも学校を再開した方がいい」という意見に対して、「子供が感染しない可能性がゼロじゃないから休校のままにしてほしい」というような意見が出ていました。
「ゼロ」って無理じゃない?と読んだ瞬間思いました。そして、この方生きづらいだろうなとも。
新型コロナに限らず、何かのリスクがゼロっておそらくあり得ないことだと思います。
で、こういうリスクゼロを求める人たちのことを、世間ではゼロリスク症候群とかゼロリスク思考と言いますね。
このウイルスが死に直結していると感じるからこのような発想になるのでしょう。親としては、自分より子供が早く逝ってしまうことは最大のリスクなんだと思います。死なないにしても苦しませたくないですよね。
その気持ちはよくわかります。
でも、ゼロリスクは不可能です。
新型コロナに限らず、外に出れば事故に遭うリスク、犯罪に遭うリスクもあります。もちろん感染症に罹るリスクも。
外に出なくてもリスクはあります。家族が持ち込んだ感染症に罹ることも考えられます。感染症ではない病気になることもあるでしょう。怪我もあるでしょう。
これらは死ぬ可能性がゼロではありません。
また、長期の休校によって別のリスクが生まれますよね。それが死に至らないとは言い切れません。
いずれにしてもリスクがゼロではないってことです。
冒頭の親御さんは、おそらく新型コロナウイルスを未知のとても怖いウイルスだと思い込んでいるのだと思います。
だから、新型コロナウイルスは今考え得る最大のリスクなんでしょうね。
そして、頭の中が「コロナ怖い」でいっぱいの状態なんでしょうね。
従って、そのリスクをゼロにしたい。
できないことを実現させようとしているんだから大変だと思います。
柔軟性がなくなっている状態。身体も緊張しているでしょう。皮肉にも、この状態だと感染したら発症しやすくなるかもしれません。
確かにテレビなどのメディアの情報を見聞きする限りは、「コロナ怖い」に支配されてしまっても仕方ないところはあります。(このような人達を「コロナ脳」と言うらしいですね。また、「コロナ怖い原理主義」と表現されていた人もいらっしゃいました)
が、実はこれらは、偏向報道・扇動報道が酷く、客観的事実との乖離が大きいんです。
だからこそ、客観的なデータ(事実)を知る必要があります。
事実を知れば、それほど恐れることのないウイルスだと分かります。そして、緊急事態宣言が不要だったことも。当然、休校も必要ありません。私見ですが。
それともう一つ考えられるのは、このような思考になってしまう人は、元々自分でも気づかない恐怖や不安が、自分の中で幅を利かせているのかもしれないということです。
それが身体に緊張という形で現れているために、外からの刺激で大きく反応してしまうということが考えられます。
誰にでも恐怖や不安はありますが、このような人の場合、必要以上に大きいというか…。安心感が少ないというか…。
なので、リスクをゼロにしたいという極端な思考を変えるよりも、身体の緊張感を取ってあげた方が早く心安らかになるかもしれません。感情は体感です。そして、そもそも思考を変えるって難しいですから。
それと並行して、本当は何をそんなに恐れているのかを探求した方がいいと思います。
私なら、怖いと思った時の身体の感覚と向き合います。
私も、新型コロナが流行り始めの頃は、予防策を持っていてもそこそこ怖かったです。
でも、事実を知ってからは怖くなくなりました。だからと言って何も対策をしていないわけではありません。一応自粛もしています。
ですが、手洗いや消毒は常在菌がなくならないためにも、やり過ぎないように気をつけています。
手洗いは石鹸などを使用せず、10秒間水を流すだけでOKだそうです。やっぱり私は石鹸を使っちゃうけど。
それと、ここだけの話し(笑)ですが、今回新型コロナを発症している人の多くはインフルエンザの予防接種を受けているらしいです。
予防接種を受けるとその感染症に罹りやすいというのは、新型コロナに限らずよく聞く話しです。
新型コロナに関してのエビデンスではありませんが、何年も前に取り寄せた湾岸戦争のレポートには、そのようなことが書かれていました。細菌兵器予防のワクチンを接種した米兵としなかった米兵の比較でね。(ああ怖い)
話が逸れてすみません。
まとめますね。
必要以上にコロナを恐れている場合
・報道を鵜呑みにせず、事実を知る。
・過緊張になっている身体を緩める。
・怖いと思った時の身体の感覚とコミュニケーションを取る。
他にもあると思いますが、ここでは以上をお勧めしておきます。
あなたの心と体の調整をお手伝いする
長沼美恵(ながぬまみえ)
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