感謝の気持ちは自然と湧くものじゃないかな
感謝できていますか?
これができるようになると、自分の内面も穏やかになって軽やかに生きられるようになります。
良い循環が生まれやすくなると思います。
振り返れば、昔の私は今のように日常の小さなことに対して感謝の気持ちが身体の中から湧いてくるようなことは、ほとんどなかったような気がします。
するべきだからするみたいな感じかな。頭で感謝するというか。
しかも、「今あるものに感謝することが大切」なんて言葉を聞いて、感謝できない自分を責めたりして…。
生きづらいよねぇ。
もちろん、親切にされて「わあ~ありがとう♪」みたいな自然な感謝はありましたよ。
でも、今あるものに対する感謝の気持ちが薄かったんです。ないものばかり求めていて。
「私がほしいのは、こんな日常の小さな幸せじゃなくて、もっと大きな何かなんだ」みたいに。
当時の私は、不満や不安など負の感情と同化していました。
不満が先立っていたら、今あるものに感謝するなんて相当難しいでしょうね。
なので、もし今、誰が見ても恵まれているのに感謝できないという人は、自分や状況を俯瞰して見ると、意外と感謝できるかもしれませんし、できないかもしれません(笑)
そして私の場合、自分と向き合うこと数年、やっと今あるものに対して感謝の気持ちが身体の奥からじわじわと湧いてくるのを感じられるようになりました。
毎晩お風呂に入れるとか、暖かい布団とか、鳥の声や美しい青空のような日常にありふれたものに対して。
こういう時は、たいてい幸せな感覚も伴うような気がします。
だからと言って、「何も持たなくても幸せ♪」と思えるほどは達観していません。
煩悩はたくさんありますよ。
でも、常に不満を抱えていた昔の自分とは雲泥の差。
物心ついてから初めての内面の凪というものを噛み締めています。
とってもいい感じです。
感謝できるって幸せです。
色んなところで聞く「感謝の気持ちは大切」。
確かに大切です。が、できなくても自分を責める必要はありません。
感謝できなくてもいいんです。仕方ありません。できないものはできないんだから。
でも、できる自分でいた方がいいことは確か。
もし感謝したくてもできない場合は、まず自分が生きやすくなる方法を試した方がいいと思います。
生きやすくなれば、自然と感謝できるようになるはずです。
心と体の調整で「自分と一致団結」をお手伝いする
心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)
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