シンプルな思考が望ましい結果をもたらすらしい。

『オッカムの剃刀』はご存知でしょうか。

恥ずかしながら、私は知ったばかりです。しかも、イギリスのテレビドラマを見ていて(笑)


ドラマの中で、『オッカムの剃刀』を引き合いに出して、

「最も単純(シンプル)な解決策が最良の解決策だ。」

と言うセリフが出てきました。


めっちゃいいこと言ってると思って調べたら、他にもいいこと言っているんですよ、オッカム先生。

「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない。」

だって。

(オッカムは14世紀イギリスの哲学者・神学者です)




どういうことか

「お守りのお陰で私の娘は結婚できた」

という例文で見ていきます。


実際にこのような発言を聞いて、「お守りのお陰?」と疑問が湧いたので使わせていただきます。


私が疑問に思ったとおり、お守りのお陰か否かは誰にもわかりませんよね?

これ、“必要以上の仮定”です。

ただし、お守りのご利益がないという意味ではありません。


ということで、「お守りのお陰で」を削ぎ落とすと「私の娘は結婚した」という事柄が残ります。


 「剃刀」という言葉は、説明に不要な存在を切り落とすことを比喩しており、そのためオッカムの剃刀は思考節約の原理や思考節約の法則、思考経済の法則とも呼ばれる。またケチの原理と呼ばれることもある。
Wikipediaより引用 




『オッカムの剃刀』は、私が心掛けている、事実と解釈を分けて考えるということにも似ています。

これで言うと、「結婚できた」の「できた」は事実ではなく解釈です。


こう考えていくと、いかに自分の思い込みを通して世の中を見ているか理解できますよ。

事実は誠にシンプル。


いくら「シンプルがいい」とは言っても、過ぎるのも問題があるようで、アインシュタインは以下のように述べています。

「理論はできるだけ単純にしろ。ただし、それにも限度はある。」


そりゃそうだ。


ま、いずれにしても思考はシンプルな方がいいってことだと“解釈”しています(笑)


最近、色んなことを削ぎ落してシンプルに生きたいと強く思っている私。

オッカム先生のお陰で、さらに背中を押された感があります。


がんばろ。




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ゆんわりタッチとストレスクリア


長沼美恵(ながぬまみえ)