暑さを和らげる秘策は自分の解釈を脇に置くことから

さあ日本列島いよいよ暑さが増してきましたよ。

特に湿度が高いと不快指数がさらに上昇しますよね。


不快だから、

「暑くていやだ」

「熱中症が怖い」

「日差しが痛い」

「汗がべとついて気持ち悪い」

などと、頭の中でおしゃべりが始まるかと思います。


これ、事実に対する解釈です。


--ニュージーランドの温泉 ロトルアの間欠泉




でも、そんな時、ちょっと頭のおしゃべりを止めてみてください。


そして、自分の解釈を抜きにして、その暑さをただただ感じるんです。マインドフルネスですね。

皮膚の感覚に集中する感じかな。私はそうします。


(マインドフルネスとは、今ここに意識を向け、何も判断せず、​ありのままに受け入れている状態のこと。)


すると、暑さは感じていますが、不快な感覚は確実に軽減されます。

ま、暑いものは暑いですけど(笑)

でも感じ方は違います。私の経験から言っています。


「心頭滅却すれば火もまた涼し」(無念無想の境地にあれば、どんな苦痛も苦痛と感じない。)

ということわざが少しだけ理解できたような気になります。


まあ、ここまでの境地にはなれませんけどね。

でも、そういうことだと思います。


--ニュージーランド オークランドの港に浮かぶ船




私たちは、暑さに限らず、物事に対して主観で見たり解釈をつけたりすることが当たり前になっています。

頭のおしゃべり(思考)は、自然発生するので仕方ないところもあります。


でも、その思考が、事実ではなく自分の解釈だということをきちんと理解していないと、自分の正義を振りかざすことになったりするでしょうね。


事実は事実として、過不足なく捉える方が楽に生きられると思います。

これは、日頃から自分の思考を俯瞰することが大事です。


--群馬県 鳥居峠からの赤城山 覚満淵




事実を事実として捉えると、暑さも和らぐというお話しでした。

これ、痛みも同じことが言えます。


だからと言って、暑いのに「涼しい」とか、痛いのに「痛くない」と無理やり思うのは違いますから。これ、事実を捻じ曲げてるからね。


また、危険な暑さや痛みを放置しろと言っているわけはありません。無理は禁物です。

ご自分の判断で適切な処理をお願いします。




あなたの心と体の調整をお手伝いする

心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)