生きづらいのは「思い込み」のせいかも。でも、それはあってもいいんです。

人は、自分で気づかない思い込みに従って生きているものです。

そして、全ての人がこの思い込みをいくつも持っています。


それがネガティブなものだったり、負の感情がくっついていたりしていると、生きづらくなります。

何だか人生うまくいかないなぁなんてことにもなったり。


私は、数年前にプロのカウンセラーの手をお借りして、思い込みのひとつを見つけました。


それは、

「私は周りの人を幸せにしてあげられない。これができない自分は生きている価値がない」

でした。


もしかしたら、悲しみと恐怖の感覚がくっついていたかもしれません。



これを持っているとどうなるでしょう?


周りを幸せにしようと必死になります。

だって、それができないと生きている価値がなくなっちゃうから。できないと死が待っているから。


そりゃあ、セラピストになって周りの人を幸せにしたくなりますよね。自然な流れです。

でも、「これができない自分は生きている価値がない」を持ったままセラピストをやっていると苦しいはずです。常に死と隣り合わせだから。


このままだったら、「メサイア・コンプレックス(救世主願望)」になってしまったかもしれません。 


メサイア・コンプレックスとは… 
自分のことを無価値だと思っているために、
人助けすることで自分の価値を見い出そうとすること


偽善ですよね~。


自分と対峙して良かったとつくづく思います。



思い込みは、気づいた時点でかなりパワーを失います。


私の場合は、くっついている感情を解放しました。

でも、しなくてもOKなんです。


普段の生活の中で、自分が周りを幸せにしようと必死になっているかどうか観察して気づいてあげるということでもOKです。

要するに、どんな時にこの思い込みが発動しているか。


私は、子供の頃から自分を押し殺してでも他人に合わせるようなところがありました。

この思い込みが自動的に発動していたのだと思います。(他人がどう受け取っているかはわかりませんが)



しかし、「周りを幸せにできなければ生きる価値がない」は、どう考えても大嘘ですよね。

見つかった時は、笑っちゃったような気がします。

でも、これに惑わされてしまうんですから困ったものです。



思い込みを完全になくすことはできません。


この「周りの人を幸せにしたい」という思いは、セラピストをやっていく上で原動力になっているかもしれません。

なので、私の中にいていいよと思っています。いや、いてくれてありがとうかもしれません。


ただし、「私が良くしてあげる」は危険です。傲慢です。

私には、お手伝いしかできないんです。そのお手伝いに最善を尽くすのみです。

あとはクライアントさんご自身に懸かっています。



思い込みはご自身で見つけることもできるかもしれませんが、プロの手を借りた方が早いと思います。

ストレスクリア・メソッドでもお手伝いできるかもしれません。


ご自身で割と簡単にできることは、溜まった感情を吐き出すことかな。これだけでも楽になりますよ。

ざわざわすることがあったら、そこを入口にご自分と向き合うといいと思います。


そうすれば、心身ともに滞っていたものが流れ出して、生きやすくなるはずです。

実力も発揮しやすくなるでしょうね。




あなたの心と体の調整をお手伝いする

ゆんわりタッチとストレスクリア


長沼美恵(ながぬまみえ)