辛い時に辛いと自分で認めてあげてね。負けじゃないし弱いってことじゃないから。特に男性。
辛い時に「辛い」と認められなければ、その感情を心の奥に押し込めていることになります。
感情は抑圧しても消えることはなくパワーアップしてしまうことは、ここでも何度となく言っています。
とは言っても、感情は人にぶつける必要はありません。軋轢を生んでしまうでしょうから。どうしてもそうしたい場合はしてもいいですけど、得策ではないと私は思っています。
ぶつけずに自分で感じればいいんです。(伝えたければ伝えてもいいんですよ)
簡単に言うと、感情は体感なので、その感覚がなくなるまで感じてあげるといいです。
聞いてみるとその体感がないという方がいらっしゃいます。そのような場合は、日頃から自分の身体を意識した方がよろしいかと思います。
私は女性なので男性のことはよくわかりませんが、どうやら女性よりも男性の方が感情を感じるのが苦手らしい。
だからなのか、カウンセリングの利用率は女性より男性の方が低いそうです。
さらに、多くの男性は「強くあるべき」「弱音を吐くのは男らしくない」などという価値観を持っているようです。
このような価値観があったら、無意識に心に蓋をしてしまいますよね。
これでは、自分が精神的に辛い状況にいると気づきにくいし、弱みを見せるようでカウンセリングもイヤでしょうね。
でもね、この価値観、嘘ですから。この価値観に限りませんが。
親や教師、世間などから刷り込まれてしまったり、自分で作り出したりしているのです。
そもそも「強い」ってどういうことを言うのでしょうか?人によって違うと思いませんか?
アインシュタインの名言をご紹介します。
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
Common sense is the collection of prejudices acquired by age 18.
価値観は自分では当然と思っていることなので、言わば自分の中の常識です。
もし、その”偏見”(価値観)を自覚していて、それに従おうとしているなら、ちょっと疑ってみてほしいな。
だけど、こういった価値観は無意識だったりもするんですよね。無意識だと、自動的にそのように生きようとします。
これが苦しみの元凶だったりします。
そんな時は、自分に自分で聞いてあげるのもいいかも。
「自分はどう感じてる?」
「自分はどう思っている?」
「本当はどうしたいの?」
等々。
自分の心と向き合うことが大事です。
そうそう、感情はうまく隠せばいいと思っていませんか?
ちょっと自分をコンピュータと置き換えて考えてみてください。
その心は、ファイル(抑圧した感情)が増えすぎるとパフォーマンスが落ちます。
自問自答で快適にならなければ、ぜひプロのカウンセラーやセラピストの手を借りてみてください。
全然恥ずかしいことではありません。ご自身のメンテナンスのために定期的に受けている男性もいらっしゃいます。
私もストレスクリアでお手伝いできるかもしれません。
長沼美恵
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