自分を責めてばかりで辛い?だったら大丈夫!

2020年1月31日の記事を加筆・修正して再投稿いたします。


「あの人の機嫌が悪いのは私のせいだ」

「あの人は私の言葉で傷ついたに違いない」

「クヨクヨしてばかりで私ってダメだ」

「この悪い状況は全て私の努力不足のせいだ」

などと自分を責める人、いらっしゃいますよね?


罪悪感が強いと自分を肯定することが難しく、自責の念が強くなります。


私は、自分を責める必要はないと知っているので、そんな思考が湧いたら流します。

それでも無意識にやっていることもあるようです。


例えば、家で休みの日にテレビを見ている時は、とても罪悪感が強く、無意識に自分を責めています。



おそらく「こんなことしてる場合じゃないでしょ!」という思いがどこかにあるんだと思います。「だからダメなのよ」がくっついているような気がします。

もしかしたら、子供の頃に言われていた「テレビばかり見ているとバカになる」という刷り込みもあるかもしれません。


両方だろうなぁ。


いずれにしても、こんな時は、いつもではないけど体に反応が出るので気づきます。主にキュッと縮こまった体感と息苦しさを感じます。


そんな時は、「休みの日なんだから何をしてもいいよ」と自分自身に言ってあげます。

すると、身体の力が抜けて気分も楽になります。


(時には反省して改善することも必要でしょうけど、それはまた別の話しです。)




他人を責める人は、

「あの人は私を怒らせることばかり言う」

「子供の成績が悪いせいでイライラさせられている」

「保育園の子供の声がうるさい」

「政治が悪いから国民は幸せになれない」

 など、他人を直接責めないとしても、心の中で自分以外の存在のせいにしています。


被害者意識が強いんですね。

私がこんなに辛いのは、周りの人や状況のせいだと思い込んでいる状態。



被害者意識の強い人の根底には、自己肯定感の低さがあると思います。

本当の意味での自信もないでしょう。


だって、上記の例を見ると、全て人の行為によって自分の気分や感情が決められていますよね。


主体性を持って、自分の人生を生きていないってことじゃない?

自分では自分の人生をより良くする能力がないと思っているってことじゃない?

他人に委ね切っているというか、自分を明け渡しているというか。


自分を満たすのは自分なのに。


結局、自責も他責も根っこは同じってことですね。



自責、他責どちらが良いとか悪いとかではありません。

誰もが大なり小なりどちらもあるはずです。


また、自分に非がある場合も、またその逆もあるとは思います。

ただ、どちらも過ぎると生きづらくなると思います。


どちらも生きづらいとは言え、
他人のせいにしている場合は、自分には問題がないと思っているので根本的な問題解決のための行動を起こせません。


他人のせいにしている内は、自分の本当の問題から目を反らしていられるので、生きづらいとも感じていないかもしれません。


なので、カウンセリングやセラピーを受けようなんて発想には至りづらいでしょうね。


ということで、
自分を責める人の方が、他人を責める人より早く楽になれる可能性が高い
という結論に至るわけです。


自責の人は、まずは「本当に自分のせいなのか」を色んな角度から吟味してみたらどうでしょう。
自分のせいではないことに気づくかもしれませんよ。



あなたの心と体の調整をお手伝いする
心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)