「自己愛」という言葉についてちょっと一言。

自己愛という言葉、人によって解釈が真逆だったりするようです。

ナルシシズムとセルフラブはどちらも自己愛ですが、意味が相反します。



ナルシシズムとしての自己愛とは

自己否定が激しい。
プライドが高い(高慢)。
高慢は劣等感に由来する。実は自信がない。
自尊心が低いために虚勢をはる。
他者と比較して、自分が上もしくは下と感じる。
基本的に不安。



ナルシシズムは自己愛と訳されるので、一般的にはこちらが採用されているような気がしますがどうでしょう。






セルフラブとしての自己愛とは

は無条件に自分を愛しているという状態。
自己肯定感が高い状態。自尊心が高いとも言える。
自尊心は自信に由来する。
自分の存在そのものを尊いと感じる。
欠点も含めて自分を受け入れられる。
基本的に安心。



私が「自己愛」という言葉を使う時は、ナルシシズムではなくセルフラブとしてです。が、セルフラブと併記した方が良さそうだ。そもそもあまり使わないかもしれないけど。






”プライドの高い人は自信がある”と誤解している人も多いかもしれませんね。でも実は逆。

マウンティングする人も劣等感の裏返しと言えますね。



ということで、自分を愛することは大事なんですね。

でも私自身は、自分を愛しているとかいないとか、自己肯定感が高いとか低いとか気にしていません。



内面の癒しのために自分と真剣に向き合うことはもちろん、色んなことをやってきた今、安心感が増えていることは確かなので、それでOKです。



長沼美恵