無理矢理ポジティブに考えようとしてない?

ネガティブだと思われる出来事をポジティブに捉える、物事のプラス面に目を向けるのはいいことけど…。


もし自分が、「今、落ち込んでるんだ」と人に言った時、「そんなの考え過ぎだよ。ポジティブに行こうよ!」なんて言われたら、自分を否定されたようで悲しくない?

親しい友達にそんな乱暴なこと言えるかな。

皆さん、人には優しいのに自分には厳しいですよね。



そもそも、自分の深いところにある本音を見ないふりして、思考をポジティブにしようとしても無理がある。


元々自己否定の激しい人は、おそらく違和感が出てくるはず。


なので、「よし!ポジティブに考えよう!」と気持ちを切り替えたとしても、何かしら違和感がある時は、「そうだよね~、とても楽しめるような気分じゃないよね~、不安だよね、不安になって当たり前だよね」と、今の正直な自分の気持ちに一旦共感する。


すると、少し気持ちが楽になると思う。



しかも、感情は抑圧すればするほどパワーアップするから、ぶり返すかもしれません。


それと、「ネガティブダメ!イヤ!あっち行って!」なんてことばかりしていると、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうこともある。


そうなると、人生は迷走しちゃうかも。


ネガティブな思いを認めたくらいで、ネガティブな現象は起こらないから大丈夫。


自分の本音を無視して無理矢理ポジティブなことに意識を向けるって、一見いいようで、実は自分を乱暴に扱っていることになり得るんです。


所謂、自己受容とか自己愛(セルフラブ)とは程遠い。


いいんですよ。
物事をポジティブに捉えても、自分を褒めても肯定するような言葉をかけても。

でも、そこで違和感があるようなら、その違和感を大事にしてほしいと思うんです。

その違和感と向き合うことが自分を大切にすることにつながります。




体の声を聴くと自分が最高の味方になる。
ということで、noteでは体との対話の記録とテキトーなことを書いています。



あなたの心と体の調整をお手伝いする
心理セラピスト 長沼美恵(ながぬまみえ)